お金持ちの男の宝物は
大きな大きなツボ
立派でキラキラずずーんとしてます
手入れは女中さんにはまかせられません
休日に早起きして自分でやるのが至高の時間
よーく絞った布切れで
いつも丁寧にふきふきしています
ちり一つ残さずピカピカに
ある日、内側にほこりがたまっているのを
見つけたお金持ち
台の上に乗っかって 内側の掃除をしていると
足がすべってツボの中に落ちちゃった
すっぽり体が入ってしまったツボの中は真っ暗
簡単に中に入ったものの
内側からは出にくいつくりになっています
だれかー
助けを呼ぶ声もツボの中で反響するだけ
もがいているうちに
アタマだけなんとかツボの外へ
なんとか女中さんを呼びつけたものの
今度は首がはさまって身動きが少しもとれない
女中さんはツボからアタマが生えているような
妙な生き物を見て 大笑い
日頃のウラミを返しておこうと
デコピンを500発くらい決めてやりました
お金持ちは日頃から隙をみては
お尻をさわってくるスケベ親父だったのです
女中さんはデコピンも指が疲れたので
ザマーミロ、と言ってやりました
お金持ちはオデコを真っ赤に腫れさせながら
痛くて悔しくて情けなくて涙目です
すっきりして少しかわいそうに思った女中さんは
ご飯を運んでやり、スプーンでひとさじひとさじ
食べさせてやりました
お金持ちは女中さんがやさしくしてくれたので
せつなくなってしまいました
女中さんの小さなお尻が気に入っていましたが
もうさわることもできません・・
女中さんは その姿ではサワレマイと勝ち誇りましたが
お金持ちは 目の高さがちょうどお尻と同じ高さになって
じっくり眺めるにはちょうどいいわいと
負け惜しみをいいました
腹がたった女中さんは保健所に電話して
妙な生き物を引き取りに来てもらうことにしました
お金持ちは「ツボ男収容所」に運ばれることになりました
~つづく~
大きな声で大きな声で世界を支配していた
大きな声で頭ごなしに
大きな態度で傲慢に
本当の帝王学は腹式呼吸法
誰もが腹筋を鍛えに鍛えて
腹筋を6つに割れさせて大声だしまくり
そして4年に1度の大声選手権に出場
世界から集められた美女が
うふ~んとやっている前に並んで
左から順番に大声での求愛が始まった
お前が好きだーーーーーーーーーーー
世界から集められたハンサムが
キラーンとやってる前に並んで
アィシテルゥYOと妙なイントネーションで
声の小さなヤツラは声を発さない
小さな声を自分の咽喉の中に響かせて
声が咽喉から胃に抜けて腸を通って
お尻から出てきてコンニチワ
オナラみたいだけど違います
体中を駆け回った声が
ノウミソと頭蓋骨の間を反響しながら
どんどん大きくなってアタマがくらくら
たまに耳から抜けて 空飛ぶツバメに聞かれちゃった
たまに鼻から抜けて 地下のモグラに聞かれちゃった
